グラスリッツェン ブログ

グラスリッツェンとは? 必要な道具と彫り方 ③

「グラスリッツェンとは? 必要な道具と彫り方」をシリーズでお届けしています。

前回の記事でこれさえあれば始められるという
専用ペンをご紹介しましたが
これ実は、ホルダー(赤い軸)と針をセットにして使います。

こちらのホルダーに針を装着します。

 

もちろん軸と針は別々のものですので
用途によって、針を付け替えて使用します。

 

針は、
先端の形や大きさが違うものが
何種類かあります。

この中で、初めに1本だけ購入するのであれば
08B(ゼロハチビー)という針をおすすめします。

輪郭線を取ったり、
輪郭の内側を彫ったりと汎用性があります。

針の先端はこの様に丸い形状で
丸い部分に工業用のダイヤモンド粉末が付いています。

 

 

丸い形状の他、尖った形状の針もありましたね。
これは、丸針では入りきらない細い部分を彫る針や
ヤスリとして使う針です。

 

どの様な場面でどの針を使い分けていくか?
レッスンではそんなことも詳しくお伝えしていますが
実際に彫って体感をして頂くと、よくわかります。

 

まずは、08Bの針があれば
前回ご紹介したイニシャルプレートを
完成して頂くことが出来ます。

 

①ホルダーに針を装着して
②鉛筆を持つように持っていただき
③ガラスの表面を、少し強めの力で引っかく
(そうすると白い筋が引けますからね)

④あとはひたすらたくさん線を引いて行く・・・
⑤すると、線が面になり、すりガラス状になって行きます

カリカリ、カリカリ・・・と
静かな音で彫っていくうちに
だんだんと模様が浮き出てくるのです。

もぅ、時間が経つのを忘れて
夢中になりますよ。

 

 

ガラスを彫るという事で、
「危なくありませんか?」
「誰でも出来るものなんですか?」
「普通の部屋でやっても大丈夫ですか?」

 

という質問をいただきます。

 

これ全部、大丈夫です!
グラスリッツェンは、どなたでも安全に出来ますから
心配なさらないでくださいね。

 

 

「聞いたところによると、グラスリッツェンって
リューターという機械で彫るんじゃないですか?」

というお声もよく聞きます。

 

次回は「手彫りと機械彫りの違い」と、それぞれの特徴に
ついてお伝えしていきます。

 

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