
区民カレッジでグラスリッツェン講座
昨日は都内の区民カレッジでグラスリッツェン講座を担当させていただきました。
当日も、ずらり後ろの方まで座席が用意されていて、もうこれだけでも
多くの方にグラスリッツェンをお伝えするんだなぁと身が引き締まります。
カリキュラムは全4回。
初回の昨日はグラスリッツェンの歴史をお話した後
実際に練習用のお皿に模様を彫っていただきました。
この後は、マイグラス作って頂いたり、
最終的にはオリジナルプレートを完成して頂くまでやりますので
1回だけの体験とは違って、
かなり満足度の高いものになるのではないかなぁと自負しています。
もちろん全員はじめての方なので、
こちらも針の持ち方や力加減などをご説明するのですが、
こればかりは実際に彫ってみないと。
「普通に文字を書くときよりも強めに」と言っても、
一人ひとり「普通」も「強め」の感覚も違いますから
言葉や文字で説明するって、本当に難しいですね。
アシスタントさんと二人でてんてこ舞いでした。
他に、大勢の方に向けてお教えする時に注意する事としては
当たり前ですけれど、ひとそれぞれのペースがあるんですね。
図案を写すのも、ゆう~っくり正確に、丁寧にされる方と
まぁこんなもんでしょと、サクサク早い方と。
どちらが良い悪いというわけでもなく、早いからザツかと言うと
そうでない場合も多々ありますし。
人が多ければ多いほど、その差が大きくなるので
時間配分をみながら、ゆっくりな方があせることなく
早い方が手持ち無沙汰にならないよう、メチャクチャ
目配り気配りします。
全員の方が満足というわけにはいかないかもしれないけれど
作品完成したら、けっこう皆さんニッコニコです。
こういう体験講座をさせていただくと
いつも自分が初めてグラスリッツェンを体験した時の事を思い出します。
何も模様のないガラスを前にして
「わ~、今から自分でこれを彫るんだ」「本当にできるのかしら?」
とワクワクドキドキしていました。
決して上手な出来ではなかったのですが、頭の中は
満足感と達成感でいっぱいでした。
昨日も、終わった時の皆さんは、最初に席に着いたときよりも
緊張がとけて、柔らかいお顔になっていたと思います。
何しろ、グラスリッツェンをやると集中して彫って、
完成したあとに脳から「やった~」ってドーパミン(ハッピーホルモン)
が出ますから。
中にはお隣の方と見せ合って、お互いほめたりして。
そういう関係もいいのですよ。
ストレスを感じると、ドーパミンが減るそうですが
趣味や好きなことに没頭していると、分泌されるんですって。
いや~、ストレス社会に癒しをもたらしてしまったなぁ。
なんて自負しております。
道具もお渡ししているので、次回までに
「自分で買ったガラスにやってみました」なんて人もいるかも?
と、想像して嬉しくなっている私。
大勢だから、ちょっぴりハプニングもありの講座。
次回も楽しみです。
お昼は築地場外 又こい家総本店の「又こい丼」
やりきった後のお腹にしみわたる、とろける美味しさでした。
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グラスリッツェンノヲト